進士幹泰

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進士幹泰
読み しんし みきやす
登場作品
声優 二又一成
デザイン ゆうきまさみ(原案)
高田明美(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
出身 静岡県
所属組織

警視庁

所属部隊 第二小隊
役職 隊員(第二小隊) → 課長(総務課)
警察階級 巡査 → 警視
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進士幹泰は『機動警察パトレイバー』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

第二小隊2号機のバックアップ(指揮車)担当で階級は巡査。東京大学卒で、警官になる前は総合商社に勤めるサラリーマンという異色の経歴の持ち主である。

第二小隊唯一の既婚者で、妻には頭が上がらない。システムエンジニアとして優れた才能を有しており、漫画版では2号機指揮車の初期設定を僅か15分余りで完了させている。

温厚だが気弱な性格をしており、太田の暴走を抑えられない為に漫画版では熊耳と指揮車担当を交代して後方支援に配置された。また、ストレスの影響が胃腸に出るタイプで胃薬を常用している。

テレビ版では性格が大幅に変更され、普段は温厚だが一旦キレると誰にも止められない暴走マシンとなり、香貫花から「逆噴射」と評された。酒乱でもあり、酒に酔った状態では太田でも手が出せない。

劇場版2では警視に昇進しており、警視庁総務部総務課の課長に栄転するが、後藤の呼びかけに応じてその椅子を蹴った。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。掛け合い要員として音声が収録されている。
特車二課第二小隊がコネクト・フォースへ出向になったことで、妻を残したまま長期出張することとなってしまい、その境遇を嘆いている。

人間関係[編集 | ソースを編集]

太田功
当初のパートナー。気弱な性格が災いして彼の暴走を食い止める事が出来ない。テレビ版ではキレた状態でコントロールした事があり、後藤から「あれなら大丈夫」と太鼓判を押された。
進士多美子
妻。愛妻家兼恐妻家だが、夫婦仲は非常に良好。
後藤喜一
上司。
泉野明
篠原遊馬
山崎ひろみ
同僚。
香貫花・クランシー
テレビ版では彼女からは「逆噴射」と呼ばれている。アーリーデイズでは、彼女の本性に戦慄する場面も。
斯波繁男
コンピューター関係で共同作業をすることが多い。
熊耳武緒
漫画版・テレビアニメ版後半以降の現場での上司。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「何やっているんですか、太田さん!」
暴走する太田を咎めるときの定番の台詞。大概は無視されてしまうが、劇場版2では階級が上になったので太田を黙らせた。
進士「最近、胃の調子が悪くて……」
太田「ヤワな奴だ」
進士「誰のせいだと思っているんです……」
漫画版で胃薬を常用している所を太田に見られてのやり取り。太田の無茶のお陰で胃がボロボロに……
「ううっ…… 胃が痛い」
同じく漫画版で、太田の暴走を目の当たりにして。遊馬から深く同情される。
多美子「行かないでぇー!!!行っちゃいやぁーーーーーー!!!!」
進士「多美子さんダメッ!ダメだったらぁ!!」
『アーリーデイズ』第5話のラストその3。同話のラストは、甲斐冽輝率いるクーデター部隊の決起によって東京が制圧された事を受け、川井憲次氏作曲の「二課の一番長い日」をBGMに第二小隊のメンバーが東京へ向かうシーンが描かれてスタッフロールが流れる演出となっている。進士は休暇の際、妻の多美子と夫婦水入らずで過ごしていたが、進士にしがみつく多美子の制止を必死に振り切ろうとする様が描かれている。
「これが口止め料…… 僕、前から思ってたんですけど、香貫花さんって研修の名目でウチの課に島流しなったんじゃないでしょうか。向こうでも持て余しちゃって…… ん?」
アーリーデイズ6話で、香貫花が米軍から「口止め料」としてガトリング銃を接収した事に絶句する。なお、一緒にいた太田は興奮の余り鼻血を流していた。
進士「そんなに、おかしいんですか……」
進士「何がそんなに…… おかしいんですかーーーーーー!!!!」
進士「なにが、なにが、なにがーーーーー!!!」
太田「こ、殺す気かーーー」
TV版第2話でのレイバー同士の模擬戦で、太田の反則にぶちキレてボコボコにしてしまい、漫画版などで気弱な姿を見慣れているファンを驚かせた。これ以降、テレビ版ではキレて暴走する姿を度々見せるようになる。
「多美子ーーーーーーーーーー!!!! 多美子ーーーーーーーーー!!!!」
同じくTV版で、酒に酔った勢いで妻の名前を絶叫する。この後、屋台のおばちゃんに酒瓶で殴り倒された。
「彼が警察官として存在する事が、まさに警視庁の奇跡であり驚異と言えよう。正義の狂戦士、歩く火薬庫、瞬間核融合炉、MAN OF 根性 POWER、様々な形容が可能であるが、最も適切な表現は……MAD POLICE MAN」
テレビ版第23話「香貫花レポート」にて、香貫花の太田についての評価を読み上げた。一同は大爆笑したが、太田はブチ切れてコンピューターを破壊してしまい、香貫花の送別会を台無しにさせてしまった。
進士「太田さん!撃って下さい!!」
太田「な、な、なんだってっ!?」
進士「撃ちたいんでしょう!?あんなに撃ちたがっていたじゃないですか!!撃たせてあげますよ!!」
太田「おい、待て!!進士!」
進士「ただし!外したらただじゃおきませんからね!?」
太田「だ、だめだ!撃ったら校舎に当たるっ!!」
進士「命中させればいいんです!!さあ早く!!」
太田「お、おい!」
進士「撃ちなさい!撃ちなさぁーーーーーーい!!!!」
TV版第25話『春の嵐』より。前の第24話にて、それまで2号機バックアップ(指揮)担当だった香貫花が研修期間満了のため帰国し、代わりに進士が2号機バックアップ(指揮)担当になったが、不慣れな指揮と粗暴な太田とでは連携が取れず、太田は進士の指示を無視することもしばしばだった。さらには太田から「現場を混乱させるような指揮ならいっそない方がマシ」「なるべく指揮は当てにしないようにする」などと心無いことを言われ、激しく落ち込んでしまう。そんな状況に追い打ちをかけるように、一般企業からヘッドハンティングのお誘い(現在の三倍の年俸、部長職→専務)を受け、心が揺れ動いてしまう。悩んだ進士は辞表を提出しようとするが決心がつかず、運悪く出動命令がかかってしまう。到着した現場では機動隊員が応援という形で駆け付けた第二小隊を「部外者」「金食い虫」と罵る始末。これにはさすがの温厚な進士も遂にぶちギレ、いわゆる逆噴射状態を発動、後藤の指示を待たず太田に2号機への搭乗を指示。さしもの太田も逆噴射状態の進士には逆らえず言われるままに搭乗。進士は指揮車を華麗なドライビングテクニックを駆使して犯人レイバーを翻弄しようとするが捕まってしまう。進士は太田に発砲を指示、だが外してしまえば後方の校舎に当たってしまうため躊躇するが進士は更に檄を飛ばし発砲。弾丸は犯人レイバーの左肩に命中、野明の1号機が電磁警棒で止めを刺した。後藤はこの時の進士の指揮を
後藤「毒を以って毒を制す、暴走を以って暴走を制す、真理だなぁ…?」
と褒めたたえた。その後進士は一般企業からの誘いを断って帰宅して大団円…とはならず、既にご近所にお別れの挨拶を済ませて早合点した多美子に責められるというオチが待っていた…
進士「はぁっ…」
野明「お腹でも痛いのぉ?」
進士「い、いえ、大丈夫です…」
野明「だってぇ…」
進士「いや、普通だったら、明日が御用納めでしょ?でも夕べのあの騒ぎですからねぇ…?」
野明「あっ!!多美子さん!」
進士「ははっ、二人で温泉行こうという約束してたんですけど…」
太田「ケッ!バカが結婚なんぞするからだ!」
進士「悔しかったら…太田さんも結婚してごらんなさい!!」
太田「く、悔しく、ありません…!」
新OVA版第3話(現在発売されているDVD等では第2話)「逆襲のシャフト!」より。食事の準備をしている最中、野明はため息を吐いて浮かない表情をする進士を気遣い話しかけたところ、進士の御用納めという言葉を聞いて野明は妻の多美子となにかあったと察する。進士は年末に多美子と温泉旅行に行く約束をしていたが、グリフォンが出現したことでその予定がご破産となってしまった事を打ち明けた。それに対して太田はいつものように既婚者の進士を小馬鹿にする発言をしたところ、逆噴射状態を発動させて太田を萎縮させた。その場にいた野明も進士の表情を見て引きつっていた。TV版第2話、第14話、第25話の時と比べると進士の逆噴射状態がブチ切れた状態ではなく、経験を積むにつれて進士が太田を制御する術を身に付けた事が伺える。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

AV-98イングラム
2号機バックアップだったが、後に後方支援に回される。
AV-98Tドーファン
テレビ版2話で使用。太田の機体をボコボコにした。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 実は進士のようにノンキャリアの警官が任官されてから数年で警視に出世する事は、現実の日本の警察機構ではありえない。
    • いわゆるキャリア組と呼ばれる幹部候補でも、警視になるには最低7年が必要とされており、ノンキャリアだと順調に出世しても警視になる頃は定年退職間近という事も珍しくない。
    • 進士の場合、巡査に任官されてから僅か4年という超短期間で警視になっており、年功序列などあらゆる慣例や前例をすっ飛ばしての大出世である。
    • 本編より十数年後の時代が舞台の実写作品『THE NEXT GENERATION パトレイバー』では、後藤、太田と共に小さな警備会社を設立するも、放漫経営と無茶な業務内容が祟って一年を待たずして遭えなく倒産してしまい、太田が暴力事件を起こして収監中、後藤が行方をくらますという中、友人とソフトウェア会社を設立して成功を収める。